シティ戦敗北から得られる５つの収穫　など

表題と宮市続報(●)

重要な対決のあった日曜日。アーセン・ベンゲル陣営には良い日とならなかった。ホームでの2-0の敗戦によって4位争いにおいてポイントを失ったことは言うまでもなく、シティに1975年以来のアーセナル本拠での勝利を献上した。しかしながら極度に楽観的になればこの試合から得られる収穫もいくつかあると思う。

１　ウィルシャーの復調

昨日の彼のパフォーマンスはあっと驚くものだった。ボールを持った時、オフザボールの時どちらも彼の動きは素晴らしかったし、パスは非常に美しかった。数えきれないほど彼はボールを切り返し、シティの選手を滑るように抜いていった。彼らの多くはウィルシャーを倒すという手段に出るほかなかった。確かに彼は足首を負傷し、ひどい時があった。しかし明らかに再び溌剌とプレイしている。もしもウィルシャーが負傷すれば、アーセナルのシーズンは終わるだろう。彼は現状で最も優れたアーセナルの選手だ。

２　ラムジーの輝き

観客は昨日アブー・ディアビの復帰を目撃した。彼のパスはいい加減で、試合に出られるだけのシャープさが不足していた。しかしながらアーセナルのファンにとって時折天才の片鱗-前進する時にボールが足に吸い付くような様子-を見せながら彼が試合に出ているということだけで今は十分なのだ。皮肉なことにディアビの交代として入った選手がアーセナルを試合に引き戻した。ラムジーは３０分間、全力を尽くした。彼のパスは閃きのあるものだったし、パスする相手が誰もいない難しい状況でも何度もボールを守った。ウォルコットがあわやゴールという場面の前で通したパスのビジョンは上等なものだった。この状態を保つことができるならば、彼はシーズンが進みにつれてアーセナルにとって不可欠だということを証明するかもしれない。

３　スチェスニーの好調

彼が貢献することは当然のことかもしれなかったが、アーセナルのポーランド人GKは契約についてのうわさを耳にしたにちがいない。どちらの失点も彼が責められるべきではないし、何度も素晴らしいセービングをした。今と異なるシーズンならこれは彼のうまくやった試合の１つになったはずだ。

４　エミレーツの雰囲気はチームを後押しした

10人となり、2-0となったために熱気は少し冷めたようだった。しかし時にスタジアムの雰囲気は電撃的で選手達はその情熱に反応した。

５　アルテタの負傷は確実にベンゲル監督に移籍市場へ着手させる

スペイン人は今３週間の離脱となっている。ディアビは90分戦えるほど強くはない。もしそんなことしたら彼が最後にはどうなるか知っているだろう？そしてアーセナルは過密日程の最中だ。ベンゲルはアーセナルの中盤を強化するだろう。エムビラはもうどこかと契約したのか？

宮市には回復にさらなる時間が必要(●)

負傷中のウインガー宮市亮は、足首の問題から完全に回復するまでに２，３週間を必要とするだろう。ウィガン監督ロベルト・マルチネスは土曜日に述べた。

アウェイフラム戦で1-1の引き分け後、同監督は宮市が11月に練習中に痛めた右足首の負傷から復帰するのに2月の２週目を現実的な目処にしているということを述べた。(以下略)