2013年1月21日月曜日

戦術分析 EPL23節

後半は持たされてたんじゃ…()

wilshereandwalcott

激しく競り合い、活き活きとしたロンドンダービーは議論を呼びそうな2ゴール、ファン・マタとベテランフランク・ランパードの得点によりチェルシーが2-1とアーセナルを負かした。

ブルーズは前半45分を支配し、アーセナルが後半巻き返してくるも守備網を構築し、ビジターのあらゆる好機を防いだ。以下に分析を記す。

 

 

チェルシーの支配

1 中盤で数的優位を作り、うまくプレスをかける

チェルシーは先週ユナイテッドがリバプール相手に行った方法と似たようなやり方で前半主導権を握った。ベニテスは2枚の守備的MF、ラミレスとランパードの前にオスカル、マタ、アザールのトリオを配置して試合に臨んだ。この3丁のマスケット銃(和:3本の矢)が頻繁に中央に寄ってくることによって、アーセナルの中盤2枚、アブー・ディアビとフランシス・コクランはピッチ中央で数的優位をつくられた。もっというとラミレスが時々1列上がることで、アーセナルサイドのピッチでほとんど4対2の状況を創りだした。

PIC-1

結果としてジャック・ウィルシャーがよくカバーのために1列さがることになった。これはオリビエ・ジルーとテオ・ウォルコットを前線と右の高い位置でそれぞれ孤立させた。ウォルコットの孤立により脅威度が減ると、アシュリー・コールは守備の負担が減り、彼の相棒であるアザールにあらゆる攻撃面でのサポートを与えることができた。

他方で、アーセナルがボールを保持するとチェルシーは見事にプレスをかけ、ガナーズがハーフウェイラインを越える前にうまくボールを奪い返そうとした。アーセナルの主なボール供給源であるディアビはラミレスに激しく封じられ、ウィルシャーのカバーによってジルーが孤立した状態は、アタッカーと中盤が断絶した状況を作った。ビジターにできることはチェルシーのプレスを受けて、ボールをクリアすることだけだった。

2 標的:サニャ

ウィルシャーが1列下がり、アーセナルがピッチ中央に気をとられると、チェルシーは焦点をアーセナルのライトバック、バカリ・サニャに移していく。彼は最近のポジショニングがまずいだけでなく、ウォルコットが必要な時でさえ守備にほとんど走らず前線に留まりつづけるので1人でにっちもさっちもいかなくなっている。

最初にブルーズは何本かのハイボールをアーセナルの右サイドへ蹴りこむ。(下図参照)

PIC-2

マタはそのうちの1本を捕まえ、マーカーのサニャを置き去りにして先制点を簡単に決めた。サニャはまたキーパーのスチェスニーがボックス内でPKをとられる前の場面でラミレスを追いかけることにも失敗した。一つ明らかに言えることはアーセナルとの試合で1つ主な弱点があるとすればそれはライトバックのポジションだということだ。

3 オスカル経由の左サイド攻撃

2に関連するがコールがオーバーラップするとき、マタ、アザールがサポートの準備をしていてサニャはそれらの対応にも苦しんだ。オスカルは非常にうまく攻撃をつなぎ、アーセナルの守備に問題を引き起こした。

前半はアーセナルはチェルシーの支配に対し事実上「逃げ場なし」のようだった。3,4点とられなかったのは幸運だったと思う。

 

アーセナルの巻き返し

前半の惨状を受け、アーセナルは修正をした。前半左ウイングのサンチ・カソルラはチェルシーのプレスを受けてボールを保持できなかった。ハーフタイム後、前マラガ所属選手はより中央でプレイし(ギブスが左サイドをケア)、ディアビは深い位置からプレイし始めた。カソルラ、ウィルシャー、ディアビが連動することでラミレスとランパードに勝り始める。カソルラの助力によってアーセナルはポゼッションにおいて力強さを発揮しだした。

ゆえにジルーとウォルコットがより多くのサポートを受けるようになり、オフサイドトラップを破って1点返すのに時間はあまりかからなかった。

結論

後半のアーセナルの巻き返しは見事だったが、おそらく少し遅かった。

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k:戦術とか戦略ってよくわからないんですが、こういう修正って前半のうちにできなかったんでしょうか。あとウォルコットにきちんと守備に戻るように指導してください。

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